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2022年1月28日

NFT『Space Time Memory』
人類の宇宙探査をテーマにリアルとデジタルをつなぐプロジェクト

2022年1月27日(Lamborghini NFT Space Time Memory on auction with the start of the lunar year 日本語訳)アウトモビリ・ランボルギーニは、同社史上初となるNFTプロジェクトにおいて発表したアート作品のオークションに関する詳細を発表します。ランボルギーニはNFT PROとRMサザビーズと提携し、著名なアーティスト、Fabian Oefnerファビアン・エーフナー氏によるリアルとデジタルの作品を対にした5点を旧正月に当たる2月1日から2月4日までの期間にオークションにかけます。最初の1点目のオークションはnft.lamborghini.comにて2月1日の中央ヨーロッパ時間午後4時(日本時間の深夜12時)に開始され、以後15分ごとに2点目以降のオークションが行われます。各オークションの入札時間は、アポロ11号が地球を離れてから月の軌道に到達するまでの時間と同じ75時間50分です。今回のオークションで人類の宇宙探査にちなんでいるのはこの点だけではありません。

本作品の「リアル」な要素である「Space Key」には、ランボルギーニが2020年に共同研究プロジェクトの一環として国際宇宙ステーション(ISS)に送り出したカーボンファイバー片が含まれています。カーボンファイバーに刻まれた固有のQRコードは、それぞれが作品の「デジタル」な要素である、星空に向かって飛び立つ「Lamborghini Aventador Ultimae」の5枚の写真のうちの枚へのリンクとなっています。エンジン、トランスミッション、サスペンション、そして数百に上るナットやボルトなどの部品が、ロケット噴射の炎のように車体から噴き出すその画像はあたかもCGのように見えますが、実際には現実の車の1500点を超える部品を撮影して創り出されました。地球が描くカーブは、カメラを取り付けた気象観測気球を成層圏の端まで打ち上げて撮影されました。撮影された数多くの画像を慎重に組み合わせて、この人工的な瞬間が生み出されています。

本作品を手掛けたアーティスト、ファビアン・エーフナー氏は今回の創作について次のように語っています。「私にとって『Space Time Memory』は、人生の記憶に例えることができるものです。記憶はリアルな現実世界に基づいたもので、現実にあったこと。私たちはそれを、デジタルな世界だと考えることのできる脳内に格納します。実際の瞬間と、その瞬間の記憶と、自分にとって大切なのはどちらなのだろう、と私はよく考えることがあります。同様に、私たちを取り囲むデジタルな現実が増えていく中で、現実そのものと、デジタルな世界の中で現実を複製したり現実から派生したりするものと、どちらが大切なのだろう、ということにも思いを巡らせています。」

本プロジェクトを開始するにあたり、エーフナー氏はLamborghini Aventador Ultimaeの図面を詳細に見て、最終的な写真作品を正確に表したスケッチを作成しました。そのスケッチに基づいてUltimaeの市販モデルに必要な部品やコンポーネントをランボルギーニが用意し、サンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニ工場の生産ラインに隣接して建てられた仮設撮影所でエーフナー氏とそのチームが各点の撮影を行いました。その後、同氏は仕事と生活の拠点とする米国ニューヨーク近郊のスタジオに戻り、数えきれないほどの画像を組み合わせ、スケッチで思い描いた作品を完成させました。まばたきよりも短い一瞬を創り上げるのに、2か月以上の期間を要しています。

NFT Pro™のCEOであるChristian Ferri クリスチャン・フェッリ氏は次のようにコメントしました。 「ランボルギーニのようなアイコニックなブランドとファビアン・エーフナー氏という素晴らしいアーティストのNFTパートナーとして選ばれ感激しています。当社は企業向けNFTソリューションのNo.1であると自負し、各カテゴリーにおける世界最大手の企業をクライアントとしていますが、このたびランボルギーニとファビアン・エーフナー氏と提携することで、当社の地位が一層強化されると考えています。NFT関連でランボルギーニをサポートすることに全力を挙げてまいります。非常に先見性のあるチームとの仕事は身の引き締まる思いです。」

Fabian Oefner(ファビアン・エーフナー氏)について

ファビアン・エーフナー氏の作品は時間、空間、現実の間の境界線を探るものです。まるで本物のような見た目と感触でありながら、現実にはない架空の瞬間や空間を生み出します。エーフナー氏は作品を通して現実を構成するさまざまな要素を分解し、私たちがどのように現実を捉え、定義しているのかを、明確に示しています。科学にインスピレーションを受けた手法は極めて論理的で綿密ですが、同時に思いがけないことが起こる遊び心にも溢れています。エーフナー氏は細部に至るまで計画して慎重にまとめあげた作品だけでなく、芸術性を発揮できる柔軟な枠組みを用いた作品も制作します。

RM サザビーズについて

RMサザビーズは、売り上げベースで世界最大のコレクターズカーのオークションハウスです。コレクターズカー業界で40年の実績を持つRMサザビーズは、オークション(ライブ、オンラインの両方)からプライベートセール、資産計画、金融サービスまで縦に統合された各種サービスと、自動車のスペシャリストを集めた専門家チーム、国際的な事業展開で、コレクターズカーのグローバル市場に比類ないレベルのサービスを提供しています。現在、オークション史上最高額の自動車トップ10中6台がRMサザビーズで落札されています。2022年にはNFTに参入し、クライアントとパートナーとの連携の下、NFT PROと共に、自動車のテーマを強く押し出した主要NFTプロジェクトを市場に届けています。

Automobili Lamborghini S.p.A.